石灰性腱炎(急性型の場合)
石灰性腱炎は、40~50歳代に多くみられる症状です。
石灰性腱炎や石灰沈着性腱板炎などと言われていますが、肩の中にある筋肉(腱板)内に、カルシウムが沈着することで、急に炎症が生じ肩周囲の激痛が起きます。
突然の激痛が走り、腕を動かすことができないのが特徴です。
この石灰は、当初は濃厚なミルク状で柔らかいですが、時間が経過するにつれ、歯磨き状、石膏(せっこう)状へと硬く変化していきます。
石灰が、どんどんたまって膨らんでくると痛みが増してきます。そして、腱板から滑液包内に破れ出る時に激痛となります。
ただこの石灰が、肩に溜まる原因は未だに解明されておりません。。。
この、溜まり始め始めの濃厚なミルク状で柔らかい状態は、石灰が膨らんで周囲を圧迫するため炎症が強く激痛です。
症状としては、
・肩が動かせない。。動かすと痛く、激痛です。
・夜寝れない。寝返りが打てない。
・肩が上がらない。
痛みが強すぎて、何も出来ないことが多いです。。
急性型では、激痛を早く取るために
三角巾などで安静を計り、消炎鎮痛剤の内服(ロキソニンなど痛み止め)や湿布、炎症の強い場所にステロイド注射などが有効です。
急に痛みが出た場合、まず自宅で出来ることはアイシングです。
急激な痛みは、炎症を伴っていることが多いのでアイシングをして、痛みを少しでも緩和させましょう。
当院では、特殊な治療として外来診療内で、石灰を注射で除去(石灰洗浄)します。
・超音波で石灰を確認し、超音波のガイド下で注射を行います。
・石灰そのものに注射を行い、石灰を砕きながら生理食塩水で洗い出し、生理食塩水と一緒に注射器へ吸い出します。
★石灰の成分や大きさによって適応にならない場合もありますが、痛みの原因となる炎症を引き起こす石灰そのものを除去する治療法です。
石灰洗浄について
担当医師
平田正純医師 外来担当日:月曜日午前
診療案内
石灰性腱炎
(急性型の場合)
石灰性腱炎は、40~50歳代に多くみられる症状です。
石灰性腱炎や石灰沈着性腱板炎などと言われ、
肩の中にある筋肉(腱板)内に、カルシウムが沈着することで、急に炎症が生じ肩周囲の激痛が起きます。突然の激痛が走り、腕を動かすことができないのが特徴です。
このカルシウムが溜まった石灰は、当初は濃厚なミルク状で柔らかいです。しかし、時間が経過するにつれ、歯磨き状、石膏(せっこう)状へと硬く変化していきます。
ただこの石灰が、肩に溜まる原因は未だに解明されておりません。。。
石灰が、どんどんたまって石灰が膨らんで周囲を圧迫する際に、炎症が強く激痛が起きます。
症状としては、
・肩が動かせない。。動かすと痛く、激痛です。
・夜寝れない。寝返りが打てない。
・肩が上がらない。
痛みが強すぎて、何も出来ないことが多いです。。。
治療法として、
急性型では、激痛を早く取るために三角巾などで安静を計り、消炎鎮痛剤の内服(ロキソニンなど痛み止め)や湿布、炎症の強い場所にステロイド注射などが有効です。
ただ急に痛みが出た場合、痛み止めも湿布もない場合は、まず自宅で出来ることはアイシングです。急激な痛みは、炎症を伴っていることが多いのでアイシングをして、痛みを少しでも緩和させましょう。
当院では、
特殊な治療として外来診療内で、石灰を注射で除去(石灰洗浄)を行います
・まず、局所麻酔を行い、出来るだけ痛みが出ないようにします。
・超音波で石灰を確認し、超音波のガイド下で注射を行います。
・石灰そのものに注射を行い、針で石灰を砕きながら生理食塩水で洗浄し、生理食塩水と一緒に注射器へ吸い出します。
★石灰の成分や大きさによって適応にならない場合もありますが、痛みの原因となる炎症を引き起こす石灰そのものを除去する治療法です。
石灰洗浄について
石灰洗浄を実施する、担当医師
平田正純医師 外来担当日:月曜日午前
診療案内